ミデヤンの地で羊の群れを飼っていたモーセに、主なる神様は、パロ(ㇷァラオ:新共同訳)のもとへつかわし、イスラエルの民をこのエジプトの地より導き出せようと語られます。モーセはいろいろと言い訳をなし、自分は”口も重く、舌も重い”と言います。そして、”他の適当な人を・・・”とも。
このお方は怒りを発し「兄弟アロンがいるではないか」と、ダメ出しをされます。それでもモーセは”くちびるに割礼のない者です。パロが聞き入れましょうか”と尻込みします。 40~80歳まで、モーセはミデヤンの地で羊を飼うことを生業としてきました。 人生の晩年を迎え、これから余生をどう過ごすか・・・そんなことを思いつつ日々を過ごしていたことでしょう。これから、何か新しいことをやる、何かにチャレンジするということは、眼中にはないことでしょう。 しかし、このお方はモーセをパロのもとへつかわされます。エジプトの王パロは、人々に太陽神としてあがめられていました。その彼に対して、このお方はモーセを神のごときものとすると語られます。
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