マタイは最初の「言葉集(山上の説教)」を5~7章に置き、続きまして8~9章で奇跡物語を配置します。8:1~17では3つの治癒物語出てきます。マルコ、ルカと比べてみますとこれはマタイの編集だなと思わされます。
・8:1~4重い皮膚病の人のいやし
律法の規定によりますと、彼はイエス様のもとへ来るということは許される行為ではありません。宿営の外で生活しなければなりません。『汚れたもの』と呼ばわり、人々に注意喚起をしなければなりませんでした。
・8:5~13百卒長の僕のいやし
ローマ兵の小隊長です。この人は異邦人です。ユダやの人々とは、様々な軋轢があったでしょう。しかし、彼のイエス様への信頼(信仰)に驚かれます。
・8:14~16ペテロのしゅうとめのいやし
しゅうとめ(姑)ですから、いやされた人は女性です。男性が女性に直接ふれるということは、非常識なことだったといいます。(「聖書教育」誌)。
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