ダニエル書が書かれた時代状況は、アンティオコスⅣ世による大迫害が行われた時代
でした。人々は非常に厳しい中での生活を強いられたのです。律法の遵守をきんじられ
たり、エルサレム神殿に異教の神が祀られました。このような状況下でいかに生きるかを
ダニエルは語ります。いかに迫害化に信仰を持ち続けるか・・・。私たちは同じような
状況に身を置いている訳ではありません。そんな意味では理解しずらい記事かもしれま
せん。
「ダニエルよ、あなたの道を行きなさい」という言葉にはげまされます。ダニエルが
これまで歩んできた道が肯定され、信頼されています。あの方を信じて歩む道、人それ
ぞれ違いがあるでしょう。ややもすると、その違いから自分は間違っているのではない
か・・・、他の選択肢もあるのではないか・・・と不安になるのが私たちです。
ただ信じて、これだと決断したところへ向かって進んでいく。そのことが求められて
います。いろんな場面にて、選択支を迫れる私たちです。
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