今日の出エジプト記20:1~17は、皆さんも何度も聞かれたことのある《十戒》のお話です。十戒は、エジプトの地で奴隷状態にあったイスラエルの民が、主なる神に導かれて荒野での40年間の放浪の中で与えられたものです。食べ物が、飲み水がないという苦難のなかで、この方が共にいてくださり、必要なものを与え、支え導いてくださったという過程を経ていくなかで与えられたものでした。最低限これだけは守りなさいよと。
ところでこの《十戒》は、”命令(勧告)”と”禁止(否定)”で記されています。あまのじゃくの小生は”・・せよ”とか、”・・するな”といわれると、どうも抵抗をおぼえてしまいます。”ハイハイ”という感じで、素直になれないのです。
そこで視点を変えて読んでみると・・・
「安息日を覚え、聖とせよ」「父と母を敬え」では”これしかないよね!”と。そして「殺すな」「盗むな」などの禁止事項では、真逆の”生かす””与える”ということに思いを寄せるようにしたらどうでしょう。隣人に対し、消極的な関りから積極的な関りへと向かうことができると思うのです。
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