『有って有る者』2020年8月16日宣教

礼拝メッセージ

エジプトの王族として、育まれたモーセ。ある日エジプト人が、同胞であるへブル人を打つのを見てモーセは、このエジプト人を殺してしまい、砂の中に隠します。彼の帰属意識が、まさにそのことを赦さなかったでしょう。自分はへブル人だという思いが強く彼の中に沸き上がったのでしょう。次の日今度は、二人の同胞が争うのを目撃したモーセは、二人に対し、1つの判断を下し、悪い方に「なぜ友を打つのか」と尋ねます。ところがこの人に「だれが裁判人にしたのか。エジプト人を殺したように、わたしを殺すのか」と問われ、自分が同胞へブル人に反感を買っていることに、驚きと同時に恐れを覚えます。 そのため、モーセはパロのもとを逃れて遠くミデヤンの地へと逃れます。この地で彼は、祭司エテロの娘であるチッポラと結婚します。そして、舅リウエル(エテロ)の羊を飼うことを日々の生業とします。毎日、毎日羊の群れを追い牧場へと導き、そして井戸の水を汲み羊に飲ませる、そんな単調な生活を続けていたことでしょう。このままこの地で、羊飼いとして生きていくことに慣れたころです。モーセの身に大変な出来事が起こったのでした。モーセは決断を迫られます。

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