29節は「その翌日」という書き出しで始まります。どんな出来事の翌日だったのでしょうか。
バプテスマのヨハネは、ヨルダン川で多くの人々に悔い改めのバプテスマを施していました。その噂はエルサレムの当局者たちにも(神殿体制の指導者)聞こえてきたのでしょう。これは見過ごすことは出来ないと、祭司並びにレビ人たちを派遣してきたのです。
彼らはヨハネに尋問をします・・。
「あなたは誰か」→「わたしはキリストではない」
「それではだれか、エリヤか」→「いや、そうではない」
「では、あの預言者か」→「いいえ」と3度否定します。
そこで、派遣された人々が”納得できる回答を得たい”という要請に対して、ヨハネは「預言者イザヤの言った『主の道をまっすぐにせよと荒野でで呼ばわる者の声』だ」と応えます。
この出来事の翌日、ヨハネに近づくイエス様に「神の子羊」と言い、31・33節で「わたしたはこの方を知らなかった」と言います。そして、「この方がイスラエルに現れてくださるために、わたしは水でバプテスマを授けている」と自分の活動を語ります。
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