「ヘロデのところへ帰るな」というみ告げをうけて、占星術師たちエルサレムへは戻らず、他の道で帰路につきます。ヘロデは非常に立腹し、ベツレヘム近郊の2歳以下の男の子をことごとく殺すように命じます。そのために、ヨセフ家族はエジプトへの逃避行を余儀なくされます。「夜の間に」(14節)といいますから、とにかく急いで、取るものもとりあえず、慌ただしく旅立っていったことでしょう。産まれたばかりの赤ん坊イエスをマリヤが懐に抱き、その二人を乗せたろばをヨセフが引いていく・・・そんな情景が目に浮かんできます。
無理はできない、さりとて早くベツレヘムの町から離れたい、そんな思いが交錯する旅だったでしょう。
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