復活のイエス様は、マグダラのマリヤとほかのマリヤに語られました。「行って兄弟たちに、ガリラヤに行け、そこでわたしに会えるであろう、と告げなさい」と。死人の甦りということは、信じがたいことでした。マタイはイエス様の墓の番人だっ兵卒たちが、”祭司長たちと民の長老たち(十字架にかけた人たち)”に報告したとき、『弟子たちが夜中にきて、われわれの寝ている間に彼を盗んだ』と言えと言ったといいます。さらに15節で「そしてこの話は、今日に至るまでユダヤ人の間にひろまっている」と記しており、マタイの時代には流布していたのでしょう。17節にも「しかし、疑う者もいた」と記しますから、教会(共同体)の内外で言われたと思われます。
さて、お弟子さんたちはガリラヤの命じられた山でイエス様にまみえたのでした。かつて裏切った彼らを、もう一度集めて(そこには赦しと受け入れがあります)従う者への使命を与えられます。再度、弟子としての働きにあなたがたを遣わすということです。ここにはイエス様の信頼があり、さらには「世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と宣言されます。
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