イエス様が、弟子たちのうちペテロ・ヤコブ・ヨハネを連れて高い山へと登られた時、その頂きで変貌されるという出来事が起こりました。それから山を下りられた時・・・。
”口のきけなくする靈”に憑かれている子の癒しをめぐっての話が語られていきます。
ほかの弟子たち・・お弟子さんたちは「宣教につかわし、悪霊を追い出す権威を持たせるため」に集められました。しかし、その子をいやすことができず、律法学者たちと議論していました。人々は厳しく彼らを非難したことでしょう。山から下りてきたイエス様の顔がみえると、弟子たちはさっさと、その子の癒しをお願いします。彼らはイエスの不在、自分たちの限界を感じて言い訳をしていたのでしょう
この子の父親はイエス様に、出来ますればとお願いします。これまでの悲しい体験が垣間見えます。この子の為にありとあらゆる時間とお金と手段を使ってきたことでしょう。しかし、その度に期待は裏切られ、絶望だけを味わってきたことでしょう。「もしできれば」という言葉には、癒された時と駄目だった時の両方に備えようという思いがあります。
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