初めに5章30節、6章1節に目を留めますが、新バビロニア帝国を打ち破り、
覇権を勝ち取ったのはペルシャ帝国でメディ王国ではない。またダリヨスは
メデアの王ではなくペルシャ帝国第三代王。国名、並びに王の名に混乱が見
られます。
先週の3章では、バビロン王ネブカドネザルは建立した金の象を拝むように
命令を出します。これを破れば、燃える炉に投げ込まれるとも。命令に背いた
ユダヤ人たちは訴えられ、王の側近として仕えていた シャデラク、メシャク、
アベデネゴ3人は捕らえられ、燃え盛る炉の中に投げ込まれました。にもかか
わらず無傷で炉から出てきたのです。これを見て王はユダヤ人の神を”さんび”
したとダニエルは語ります。
今日の6章では ”ダリヨス王のみを排しより頼む” 事とするという禁令を
出します。しかしダニエルは自分の神を拝するところを見られ、王へ訴えられ
ます。そして獅子(ライオン)の穴へと投げ込まれました。ところがダニエル
は無傷のままその穴から出てきたのです。これを見て王はダニエルが”自分の
神を頼みにしたから”と語ります。どうして同じような事を「繰り返し」て物語る
のでしょう。
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