『遠くにありて』

礼拝メッセージ

 先週はお休みをいただき、帰省をいたしました。実家の周りは宅地造成が

進んでいました。・・が、かって賑わった商店街は閑古鳥が鳴き、デパ地下

では全国的な銘菓と博多のお菓子しかなく、地元の銘菓が見当たらない現状

でした。故郷を離れて37年、変化が起きるのは当然でしょう。”故郷は遠き

にありて思うもの(室生犀星)”です。」

 しかし、「エルサレムの城壁は崩され、その門は火で焼かれたまま」の状

態であるのを聞かされたネヘミヤは、4か月の間(キスレウの月~二サンの月

)祈りの時を過ごします。彼にとってバビロンのネブカドネザル王により陥落

させらたままのエルサレムの町の姿は、耐えられないものだったでしょう。

 そこでネヘミヤはエルサレムの町の再建に立ち上がります。荒廃した町、焼

失したままの城壁。この状態からはますます荒廃へと突き進むしかありません。

そのことはイスラエルの人々が犠牲を捧げ、礼拝をする神殿が荒廃する事でも

ありました。

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