『人の本文』2020年11月22日 宣教

礼拝メッセージ

12:9~14は❝あとがき❞といわれています。何人かの人々が書き記した一種の注釈が集められたものです。

《9~10》

伝道者を尊敬し、その思想に共感を覚えた人の筆による。

《11》

確言の引用で始まる。「突き棒」は、牛を追い立てる時に使う棒を意味する。伝道者の教えが聴衆や読者に興奮を引き起こしたことを暗示する。この節後半の解釈はきわめて困難。

《12》

「学」ぶと訳されている語は、意味不詳。伝道の書のような難解な書物は疲れると言いたいのであろう。 

《13~14》

伝道者の思想を誤解したか、それに反感を抱いた正統的な立場の編集者による注釈。「神の命令を守れ」「神の裁き」に言及することは、本書の論点の中心をずらす。

          (-新共同訳 旧約聖書注解Ⅱ-より)

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