『喜びの声は遠くへ』

 エルサレムの城壁再建がなかなか進まない中、6:15によりますと52日で

完成したとネヘミヤは報告します。そんな短い期間でできるようには思えません。

4章によりますと「半数は工事に働き、半数は槍、盾、弓、鎧をもって武装した

(16節)」、「その衣を脱がず、各々手に武器を持っていた」と言います。です

から敵対者と対峙し、かなりの警戒をしながら緊張の中、困難を覚える作業を

していたのでしょう。

 この工事が終わり完成を見たときには、おおきな喜びと共に。自賛や高慢があ

ってもおかしくない状況だったでしょう。その為落成式にあたり、すべての建築

に関わった人々、並びに建造物を清めたと言います。この業の主体は誰なのか?

人間という思いがあるとしたら、そこから、イスラエルは崩れていくことを危惧

したに違いありません。そのためには”清め”をもって、人間の側から分離させる

ことが必要とネヘミヤは考えたのでしょう・あくまでもこの事は神様がなされた

業なのです。主体は神様なのです。

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