『一つのしるし』
いよいよ今年も待降節(アドベント)を迎えました。
南王国ユダのアハズ王(BC.735~715)は、シリヤとエフライム(北王国イスラエル)の攻撃を受け、エルサレムを包囲されました。しかしながらこの同盟軍は、この街を攻略することはできませんでした。この時アハズ王は、アッシリアと手を結び、テグラテビレセルⅢ世の援軍を受けて、ユダ王国の危機回避をなすことができました。
この危機的状況下、主なる神様はイザヤに語られました。アハズ王に面会し、「心を弱くするな。彼らの企ては成就しない。」と語れと。しかしアハズはアッシリヤに援助を求め、神様により頼むということはありませんでした。戦闘の危機のなか、やはりより強大な軍事力に身を寄せるという選び取りをしました。
そんなアハズに再び主なる神様は語られます。この方に「一つのしるし」を求めよと。それは「おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエル(神、われらと共にいます)ととなえられる」というものです。
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