ローマ帝国の植民都市であったピリピへのやってきたパウロ一行。その町外れの、川のほとりにあった祈りばへの途中で、占いの霊につかれた女性奴隷と出会います。いつも彼らに纏わりついていたようです。そこでパウロは、この女性の占いの霊を追い出してしまいます。この女性によって利益を得ていた主人たちは、「金儲け」が出来なくなりました。そこで役人へ町をかき乱すとしてパウロとシラスの身柄を引き渡します。「都市の平穏を乱されることを、市政の最高責任者は嫌う。特に。ピリピはローマの直轄領だけに、ユダヤ人たちの準自治体(ポリテューマ politeuma)における宗教問題は自治に委ねるが、ローマ直轄領やローマ市民権を有するものの司法上の問題は、行政官が直接関与した。それ故、ピリピの都市での騒動に近い紛争の生起の処置に不手際があれば、政治的上位部局により統治状の失点に数えられ、左遷、罷免の対象となりかねない」(アレテイアNo57より)
こうしてむち打たれ、投獄されたパウロとシラス。この二人が真夜中ごろ。神に祈り。さんびを歌い続けたといいます。
どのようなさんびを歌いつづけたんでしょうかね?
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