この書簡の著者はここで”父なる神”に、あなた方の内面を強くしてくださるよ
うに、そして次にキリストにより、愛によって裏打ちされた生活を送る事ができ
るように祈ると語ります。これを読む人たちをおぼえ、熱い祈りでもって支える。
それらのことが読み取れます。
私たちはいつも、誰かの祈りにおぼえられ、生かされています。誰かのことが
気がかりで、”元気にすごしているのか、うまくやっているのか、励んでいるのか”
と思いを寄せ、気にかける時、それはその人に対する祈りです。そういう祈りを
私たちはいろんな場面で行っているはずです。このことはこれからも続けていき
たいことですし、感謝していきたいことです。
この時代、地中海世界のあちらこちらにキリストの群れ(教会)が出来ていった
ようです。しかしほとんどが小さな”家の教会”で数人の人達が集まっているよう
な群れでした。吹けば飛ぶような存在だったのです。そんな彼らにとって互いに
祈りにおぼえ、支えあうことは大事なことでした。
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