『なんでもあらわに』

礼拝メッセージ

 子供の頃は、ちょくちょく停電があった記憶があります。そうなるとすぐに、

ロウソクを灯していました。点火をしてから、どこに置いたら部屋の中で効率

よく明かりを届けることができるかといろいろと試したものです。ロウソクの

ほのかな明かりの中で過ごすのが好きでした。しかし通電して電気が通ると 、

パッと明るくなる、60W電球の明るさに驚きを感じたものでした。

 ともしびの光はどんなに覆い隠そうとしても、隠せるものではありません。

どんなに小さく、弱い光であっても、闇の中では光り輝くものです。かって内

装工事を行っていた時、暗室の遮光工事を行ないましたが、わずかな隙間から

漏れ来る光に苦労したことがあります。

 パリサイ人、律法学者といった、当時のユダヤ社会の指導者たちは、神様か

らくる喜びの事柄やイエス様の解放の言葉を覆い隠していたのです。どんなに

彼らがこれらを隠したとしても決して隠せるものではない。秘密にしたつもりで

あっても、それは神様によって知らされているといいます。

 ルカは「だから、どう聞くかに注意するがよい」と読み手に語ります。(マル

コの平行記事の4:24では、「聞くことがら(内容)に注意しなさい」となっ

ています。)

コメント