イスカリオテのユダは、ユダヤ社会の指導者(祭司長)たちにイエス様を引き渡すため、仲間たちから離れ出掛けて行きました。ユダがイエス様を引き渡した理由を他の福音書は・・・
マタイ「・・引き渡せば、いくらくださいますか」(26章15節)
ル カ「。。ユダにサタンがはいった」(22章3節)
ヨハネ「・・サタンがユダにはいった」(13章27節)と報告します。
ところがマルコ福音書は、その理由を記しておりません。ですからこの福音書の読者は、その理由を思い巡らすしかありません。
・この地上に表れる仕方で、神の国を希求していたユダはイエス様に失望し、落胆して裏切った。
・イエス様は、香油を頭に注いだ女性の行いを称賛され、非難した人々を、とがめられた。其のこと
はイエス様への熱愛を嫉妬による憎悪へと導いた。
そして、マタイ福音書では(26章24~25節)の後に
『イエスを裏切ったユダが答えて言った「先生、まさか、私ではないでしょう」。イエスは言われた「いや、あなただ」。』と
ユダを名指ししますが、 マルコはこれを致しません。・・・。
コメント