『子どものお弁当が・・・』

礼拝メッセージ

 今日のお話は、すべての福音書に出てきます。(マタイ14:13~21、マルコ6:30~44、ルカ9:10~17)病人を癒されたイエス様に対して、多くの群衆がいやしを求めて押しかけて来たのでしょう。「男の数は五千人ほどであった(10節)」といいますから、女性と子供たちを含めると2万人位の人たちが集まって来ていたと思われます。

 その時イエス様はピリポを試して「どこからパンを買ってきて、この人々にたべさせようか」と言われます。ピリポは「二百デナリのパンがあっても、めいめいが少しずついただくにも足りますまい」と応えます。1デナリは当時、労働者の1日の労賃です。現在に換算すると1万円というところでしょうか。一個100円のパンを買ったとして、二万個のパン。一人一個のパンです。

 ところが、イエス様が「大麦のパン5つ、さかな2匹」の子どものお弁当を用いられますと、そこに集まっていた人たちは「じゅうぶんに食べ」ることができ、パンくずのあまりを集めると「12のかごいっぱいになった」といいます。

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