預言者ミカが活動したのは、南王国ユダはヨタム、アハズ、ヒゼキヤ王が治めた時代だったといいます。預言者イザヤと同時代であり、BC8世紀後半になります。
この時代はアッシリアが覇権を求めて、シリア・エフライム地方へ遠征し、朝貢(みつぎもの)を求めました。それに対しこの地方の国々は【反アッシリア同盟】を結び対抗しようとします。北王国のペガ王は南王国ユダのヨタム王に‟同盟参加”を要請します…が、ヨタムの死後、即位したアハズ王は、これを拒否し逆にアッシリア王に支援を求めました。国は延命できるも、多額の朝貢(貢物)は残ったようです。その後、アッシリアはサルゴンⅡ世王の時代に国々の反乱計画が企てられ、セナケリブ王に変わります。その頃、南王国ヒゼキヤ王はアッシリアに反旗を翻しました。
戦乱の時代、閉塞状況にあっていつも緊張状態が続き、強いられる。そんな中で人は皆平和を望み、求めます。
人々はシオンの高くされた主の家(エルサレムの神殿)へと向かい、主の教えに耳を傾ける。
そうすれば武力と武力の対峙はなくなり、武器は廃棄されて、人々の暮らしに役立つ道具に作り替えられるのです。
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